オスのように立派なたてがみを持つメスライオン







たてがみのあるメスライオンは、野生動物たちの保護区の中にあるモンボ・サファリキャンプを訪れる観光客たちにたびたび目撃されてきた。専門家は、この地域のライオンがもつなんらかの遺伝子状況がこうした現象を引き起こしているのではないかと思っている。
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雨季の激しい雨でデルタの水が氾濫して洪水となり、この地域のライオンたちが孤立する状態が何十年も続いたせいで、群れの中で近親交配が進み、その遺伝子変異からホルモンの不均衡が起こった可能性があるというのだ。

◆Maned Lioness Displays Both Male and Female Traits


大型ネコ科動物を保護する団体パンセラの代表ルーク・ハンターは、ライオンの胎児が受胎のとき、または子宮の中でなんらかの損害を受けたときに、"男らしい"メスが発生しやすいと説明する。
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前者の場合、ほとんどの哺乳類の胎児の性別を決める、精子の遺伝子関与になんらかの食い違いが起こり、オスの特徴をもったメスが生まれるのではないかという。

後者の場合は、妊娠期間中に子宮の中で胎児が、テストステロンのような男性ホルモンであるアンドロゲンに異常にさらされると、こうした現象が起こり、こちらのほうが原因としては可能性が高いという。妊娠中のメスが、異常に高いレベルのアンドロゲンをもっていると、そのメスの子どもはオスの特徴をもつ傾向が高くなる。

こうした両生具有的な現象は、人間の世界では比較的よくあるが、野生動物の場合はまれだ。このオスじみたメスライオンの例は、この保護区のケースだけではない。

南アフリカの国立動物園で飼育されている、13歳のエマというメスライオンにも同様の両生具有現象がみられたという報告がある。2011年にエマに黄金のたてがみが生え始めたとき、飼育員は困惑し、エマの卵巣と皮膚のサンプルを採取して、原因を解明しようとした。

皮膚サンプルからは、エマがXX染色体をもつ完全なメスだという結果が出たが、驚いたことに、採取した卵巣には普通はオスの精巣にしか見られない細胞が含まれていたのだ。卵巣を全摘したエマからは徐々にたてがみがなくなり、通常のメスの姿になったという。

ボツワナのたてがみのあるメスライオンたちは、高い確率で不妊体質になるが、血縁者から仲間外れにされることはないという。実際に、彼女たちは群れの中で重要な役割を果たしているからだ。
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たとえグループの中でメスとして扱われていても、彼女たちはオスの行動を真似して、ライバルたちにオスがいると信じ込ませる。そうすることで、近隣の別の群れからの脅威を最小限に抑えて、より広い縄張りを守ることができるという。
(提供:カラパイア)

自然は人間の知識をはるかに超える・・・
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カテゴリ: NEWS・食品・雑学・その他

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