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[ワシントン 5日 ロイター] - 北朝鮮の発射実験で使われた大陸間弾道ミサイル(ICBM)
について、米国防総省は5日、「過去に見たことの無い」新型ミサイルとの見方を示した。

デービス報道官は記者会見で、ミサイルが移動式発射台から打ち上げられ、大気圏への再突入用機材
を先端に装着していたことを確認したと話した。

国防総省は、北朝鮮のICBM実験は日本近海を航行する船舶や航空機、宇宙空間の衛星に危険を
及ぼすものと指摘した。

また、北朝鮮のICBM性能がもたらす「出現しつつある」脅威に対し、米国は自国を防衛する
ことができると明言した。

デービス氏は、米国ベースの迎撃ミサイルが前月の試験で、模擬の北朝鮮ICBMを打ち落として
成功したと述べた。
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[4日 ロイター] - 北朝鮮の最高指導者である金正恩・朝鮮労働党委員長は
異例の早さでミサイル開発を急いでいる。その最終目標は、米国本土に到達可能なミサイルの
完成である。
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<開発中のミサイル>

「火星12号」「ムスダン」「北極星」はいずれも金正恩政権下で開発された新世代の
ミサイルであり、今年4月の軍事パレードにも登場した。
これらのミサイルは、いずれも発射実験に成功しており、北朝鮮の技術力の限界を押し上げつつある。
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●過去の発射実績
上記ミサイルはいずれも2011年末に、金正恩氏が権力の座について以降、登場した新型である。
下の図表からもわかるように、発射実験は技術的な壁に直面していた。
だが過去2カ月に発射された3種類のミサイルは、相次いで実験に成功している。
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●大陸間弾道ミサイル(ICBM)
今年4月の軍事パレードではICBMとみられる2種類の兵器も登場した。
写真は今年4月以前のパレードのもの。
北朝鮮国営テレビは4日、同国がICBMの実験に成功し、世界中どこでも到達できる
ミサイル技術を獲得したと発表。同日発射した「火星14」型ミサイルが39分間の飛行後
高度2800キロに達し、正確に目標に到達したとしている。
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<推進力の向上>

開発中ミサイルの一部は、改良されたエンジン技術を採用している。
具体的には小型ロケットエンジンの追加や、2台のエンジン統合、もしくは
新たな推進装置の実験などの手法が取られている。
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<燃料も改良>
上述したエンジンは液体燃料システムを採用している。液体燃料システムは内部に液体燃料を注入し
酸化剤を燃焼室に送り込んで燃料を燃やす。
開発中ミサイルの一部では、高性能の液体燃料システムが採用されていると専門家はみている。
これは、従来型で採用されているケロシンと硝酸よりも燃焼効率が良い。

●液体燃料システム
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●固形燃料
northkorea-rockets-fuel-solid一方、北極星1号と2号では固形燃料技術が採用された。これは同国のミサイル開発における

大きな前進だ。
固形燃料は輸送の際に液体燃料よりも安定しているため、短時間でのミサイル発射が可能となる。

●北極星1号
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機動性に優れた固形燃料システムを採用した北極星1号は、潜水艦から「コールドローンチ方式」で
発射することが可能だ。
コールドローンチとは、圧縮した気体によりミサイルを水上に放った後、ロケットの主力エンジンを
点火させて上空へと打ち上げる方法だ。射程距離は1200キロと比較的短距離ではあるが
機動性に長けた潜水艦から発射することで、敵に発射場所を悟られずに攻撃することが可能。
このミサイルは北朝鮮が持つ唯一の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)である。

●北極星2号
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液体燃料の代わりに、より安定的で機動性に優れた固形燃料を採用することで
より短時間でミサイル発射が可能になったとみられる。
さらに北極星2号の発射台は不整地の走行が可能なため、ミサイルを地下やトンネルへ隠すことも
比較的容易だ。SLBMの北極星1号同様、コールドローンチ方式を採用している。
射程距離は2000キロと推定され、SLBMよりも少し距離が伸びた。

<金正恩氏のミサイル「ドリームチーム」>
ミサイル発射が成功すると、金正恩氏はいつも同じ3人の男性と笑みを交わし、抱き合い
成功を祝うたばこの一服を共にしている。
北朝鮮国営メディアに正恩氏とともに現れるこの3人は、北朝鮮のミサイル開発における
キーマンであり、西側の安全保障当局や情報当局が高い関心を寄せている人物だ。
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北朝鮮メディアの写真や映像から、この3人が正恩氏のお気に入りであることがうかがえる。
他の高官たちは正恩氏に深々と頭を下げたり、言葉を交わすときも口を手で押さえるなどしているが
彼らの行動はそれとは一線を画している。
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国連が制裁の対象とした北朝鮮の兵器開発は、2000年代初頭から始まった。
当時も調達分野、科学分野、軍事分野の専門家3人が、指導層に近い立場で主導していた。
そうした3人のうち、調達担当の全秉浩氏はすでに死亡。
残る2人、科学者のソ・サングク氏と、軍の調整役だった呉克烈氏は高齢のため
第一線から退いている。

金正恩氏によって選ばれた彼らの後継者たちは、北朝鮮のミサイル技術を21世紀に向けて
進化発展させるべく心血を注いでいる。

注釈:ミサイル発射実験は2017年5月31日時点のものまでを対象としている。
実験のデータは6月現在のもの。
「超精密誘導型」スカッドは、核脅威イニシアティブ(NTI)の最新レポートでは
「スカッドC MaRV」と名付けられた。 

北朝鮮政府は自国のミサイル開発ついて一切のデータを公表していない。
上述した情報はすべて独立したアナリストや、ミサイル技術の専門家から得たものである。
(提供:ロイター)
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